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『二十一世紀旗手のためのワークショップ』その②

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お待たせしました。第二弾です。 この日は前日参加できなかった三澤くんも含めて、2日目は僕もWSに参加して、身体を結構使いました。汗をかくのがもはや久しぶりでした。 では、はじめます。今日は塚本さんの稽古場レポートを少しだけ書き換えて転載しながら、です。 ■ストレッチ 一日目自己紹介にいなかった人の自己紹介をしながら。 一人ひとつストレッチをして皆で形を真似する、というのを回していく。  ■ひざを曲げていく、上に伸びてつま先立ちになる まず何も考えずに動きとしてやってみる。 次に頭を押される、引っ張られるイメージでやってみるとどう違うのか。 →首筋や上半身に力を入れようとした、上半身に意識がいく、… イメージを付加することで、体の動きには変化が生じます。 片方が、指を引っ張るガイド役。 そのあと、右手の中指が、地面に引っ張られていったら、身体はどうなるのか?ということを全員でやります。 右手が地面に引っ張られていくと、それにつられてほかの身体の部位も動きます。だんだん地面に近づいてくると、ほかの身体の部位に負荷がかかってきて、『地面に引っ張られる』というイメージが薄まってしまう。 そこで、2人1組で、一方が指先を引っ張って、この感覚のガイドとなってあげる。 『指が地面についてからも、イメージで引っ張り続けてください』 そこからどうなるのか? そのイメージを、具体的にどういう動きとして置き換えるのか? 『地面についたところから死んでいくイメージ』といった意見が出ました。 右腕が引っ張られていきます。 ■手が引っ張られる 何者かに引っ張られて歩かされるイメージで動く。一定方向に、ただし人や壁にぶつかるときは方向転換する。 →方向転換するときにイメージが切れやすい。 身体から引っ張る力が見える人は、腰や足が不安定な状態を保っている。 方向転換 ■いろんな方向に引っ張られて振り回される。 一人ずつ舞台に立って、場が死んできたら他の人が入ってバトンタッチ。 →皆なかなか助けに行かない。死ぬ前に入って交代しないと場の鮮度は保てない。 どういう風にイメージを持続させるか、持続しないと、見ている側も飽きてくる。そこには相関関係がある。 磯島さんも舞台へ。 急いで交代!

『二十一世紀旗手のためのワークショップ』を実施しました。その①

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こんにちは、中村大地です。 そろそろブログの書き手も僕以外のがあったほうが色々振り幅在って良さそうです。次の稽古は誰かに稽古日誌を書いてもらおうかしら・・・ さて、タイトルの通り、先週7月4,5日に、 『二十一世紀旗手のためのワークショップ』を実施しました。ダンサー、振付家の磯島未来さんに、ファシリテーターを務めてもらい、身体と言葉を巡るワークショップを、出演俳優に、してもらいました。(2日目は僕も混ざってしまいました。) その模様を、アップしたいと思います。 まず、なんで磯島さんに、なんでこの時期に、やったのか、ということを、 簡単に 説明します。 喋ってない時に舞台上に「ただいる」ということ(ただいる、って、その場にいて、舞台上にある全ての情報に気を取られている状態のことだと思う)を、舞台上でしっかり俳優にはやって欲しいと思っています。 演劇(と十把一絡げにするのもまずいけど)を見ていると、セリフを言うための補助器具として身体の動き、身振りが使われていることが割とあって、そうすると、喋ってない時の身体がおざなりになってしまうことが良くあって、その時の身体のこと(「ただいる」ということに興味関心のない身体のこと)が、僕はあまり好きではありません。 なので今回はできれば身体と言葉を平等に扱いたい、扱おう、と思っています。 平等、と言葉にして見たはいいものの、はてさてそれをどうしたら良いものか。 ダンス(また十把一絡げ!)は、反対に、身体が言葉よりも目立つことが多いです。言葉も、身体のために扱われることが多い。その方が、僕は日常の所作に近いと思っています。そしてそういう身体の方が面白いと思っています。 そして、僕が見た幾つかの磯島さんは、あるいは作品に登場するパフォーマーは、よく「ただいる」ということをやっていて、「ただいる」ことに神経注いでる感じが、見ててします。(それはコンテンポラリーダンスで当たり前のことかもしれない?) 「ただいる」ことの延長線上に、「言葉と身体を平等に扱う」というニュアンスは位置しているんじゃないかと、直感では思っていて、この「ただいる」ということをやりたいと思った時に、できれば僕の話す言葉とは違う言葉でやってくれそうな人が、先ほど言ったみたいに、僕の仙台の知り合いの限りでは磯島さんだった、から、磯島さんにお

新入居者と、次回公演

大変ご無沙汰しております。屋根裏ハイツです。中村大地です。 ブログの更新がすっかり止まっておりました。反省してます。 幾つかのニュースがあります。 7月1日をもって、新しい住人(劇団員)を迎えることになりました。 住人として村岡佳奈が入居します。 以下、村岡からの挨拶です。 ====== この度屋根裏ハイツに入居しました村岡佳奈です。 屋根裏ハイツには旗揚げ公演の時にもお世話になりましたが、 今回正式に劇団員となりました。 劇団というものに所属することが初めてなので、 一体どういうことなのか、何か変わるのか、何を変えるのか、 まだ分かっていない部分がほとんどなのですが、 同年代のメンバーということで、 切磋琢磨しつつ成長していけたらと思います。 これからどうぞよろしくお願い致します。 ====== これで現メンバーは塚本恵理子、中畑翔子、中村大地、村岡佳奈、渡邉時生の5名になります。 次に、屋根裏ハイツの2階ですが、実は今年末の建設(公演)が決定しております。 屋根裏ハイツ2階  『二十一世紀旗手』 公演日時:12月10日~13日 作・演出:中村大地 キャスト 塚本恵理子 村岡佳奈 (以上、屋根裏ハイツ) 加藤隆(短距離男道ミサイル) 佐藤立樹(宮城教育大学演劇部) 松浦良樹(東北大学学友会演劇部) 三澤一弥 山澤和幸 渡辺千賀子(三角フラスコ) まずはここまで。追って順次情報を公開していきたいと思います。 既に5月の末から月に数回のペースですが稽古がスタートしており、出演するキャストと、演出と、 稽古場でやり取りを重ねています。どうぞ続報をお待ちください。