覚書
すっかり夏風邪をひいた。喉が痛いので長引きそうだ。今週は静養と執筆に努め(そう上手くもいかないが)色々出かけるのを控えることにする。
言葉の暴力というのはなんだろうか?
一つは直接性である。
観客に向かって喋る方が、間違いなく俳優同士のやりとりよりも、観客に緊張をもたらすし、意味がそのまま、伝わる。観客は基本的には応答を許されてないから、聞きたくない言葉には耳を塞ぐしかない。その不自由さを逆手取る観客に向かう話し言葉には直接性がある。これは独白ではない。
おそらくもう一つは凝縮具合である。その言葉を聞いた時に言葉の描く風景の緻密さはどうであるかということ。観客は聞いた時にその言葉を頭の中で爆発させる。
人から又聞いた話を受け取った時に、その話し方いかんで映像の解像度は決まってくる。
明日は実際に舞台で使う映像の話ができるだろう。楽しみだ。。