「とおくはちかい」仙台公演アンケートまとめ①前半戦

「とおくはちかい」でご記入いただきましたアンケートのうち、公開可能なもののみ公開いたします。誤字脱字などはそのまま反映しております。
ぜひ観劇の際の参考にしてくださいませ。まずは、6/29ソアレから、6/30ソアレの全3回分をどうぞ!


屋根裏ハイツ 4F 「とおくはちかい」
仙台公演アンケート

○6/29  19:30〜
・美術がとても美しかったです。特に木くず?を模型にかけるところはとても見ごたえがありました。ただ、冷房の音らしきものがずっとうううううってなっていて気になってしまいました。みているときは全然違うことを考えたりしちゃったんですけど、みおわったあとに、じわじわとしみこんで、深い味わいを感じることができました。
個人的には、もう少し刺激がほしかったかな、と思いました。お祭りの話とか、もっと抱えている感情をみたかったなと思いました。(20代)

・会場内の温度がとても丁度良くてうれしかったです。(20代)

・「方丈の海」→「埋もれて、白い」→今回っていう影響を受けているような印象の物語。
なんかザラッとしたものはあって、ハイツっぽいなあって思うけど何か、「フツー」って思ってしまっ
て、震災と直に向き合うような作品だからかな、と思うけど。とにかく見ている間、内側での言葉は止
まらないし、身体のギュウ/ギュッてした力の入り方は止まらないし、辛かった気持ち悪くなった。そ
れは震災関連の作品を見た時にいつも起こります。
牧田さんからタキハラさんの匂いがする。オーラ?雰囲気?
あずきを渡す時にとむらいだ!!って見えた 
あずき→震災のことを思い出すもモノを知らない人に渡すことがあった
ミニチュアの舞台に砂をかけた時にミニチュアの舞台がそとばのある墓に見えた。
頭のいい作品だな、とは思ってしまう。牧田さんは賢いなあみたいな気持ち。
とめどなくかいたら恥ずかしくなったので、私がかいてることは忘れてください。
ラジオ聞きとれなかったからもう1回見たいけど時間経ってからじゃないと無理だ。
「なんできたんですか?」被災した人の記憶って新鮮なイメ―ジ。傷としてずっと残ってる言葉/傷。
語ることによって救いになる、いやされる、と聞いたことがある。
「とおくはちかい」私はいまだに震災のできごとが近いせいなのか震災作品を見たり言葉にしたりすると、すごく辛くなる。いまだに。私は。(20代)

・知りたい、話したい、分かりたいとう欲求のない二人の会話は不思議だ。ただ、AとBの関係性(家
に上げるなどの間柄、女同士、同世代)を考えると、成立しがたい会話だ。不思議だ。
アフタートークで「配慮」とあったが、その意図があったのか分かりませんでした。AとBには互い
の姿が見えているのか。一方的なラリーのように見えて、「会話」だったのかどうか、分からなかった。(30代)

・声の“小ささ”が、会場、内容と非常に合っていました。リアリティがあり、自分の(被害をあまり受けていなかった被災地住民としての))感覚と合致するところも大きかったです。
舞台演出と美術が美しく、終始居心地のよい時間を過ごしました。(20代)

・キツネにつままれたとかタヌキにばかされたとかそんな体験はないけれど、してみたいとあこがれることもある。(50代)

・幕が変わる際の砂時計を思わせる時間の経過表現、そして砂にうもれていく過去…そんな印象を受けました。演出に災害の被害者(当事者)とその友人のどこまで立ち入って話して良いのか、一種の遠慮を抱きながら、当たり障りのない話で互いの考えを汲み取ろうとする、静かなテンションが良かった。観た三作品では今作がいちばん好みの作品でした。(40代)

・とても不思議な感覚でした。次に何が起こるのか、まったく想像できず、もしかしたらケンカがはじまるのか、片方が泣き出すのか、そんなハラハラした気持ちで見ていました。一本立った柱が墓標にも見えました。おつかれさまでした。(20代)

・大変面白かったです。その場で自分が話を聞いているような、きき耳を立てているような感覚でした。お疲れ様でした。(20代)

・日常の「言葉にできない感じ」の差異限度は凄いと思ったが、声が小さい舞台が好きじゃないので面白いとは感じない。(20代)

○6/30 14:30〜
・真っ白というのは空っぽではなくてしろと言う色なのですね。(20代)

○6/30 19:30〜
・僕は他人の会話には大して興味が無い人だという事が良くわかりました。(20代)

・内容はよく分かりませんでした。でも、ずっと見ていられました。私もこういう相づちしちゃうなーとか、こういう距離感の友達いるなーとか。椅子とか模型とか手作りですかね?舞台の感じ好きだなーって思います。今日はありがとうございました!
封筒のマーク、これめっちゃかわいいですね!!(20代)

・自分は震災の時のなにを覚えてるっけな、と考えながら見てました。うしろの砂?かぶった小さい部屋がきれいで、二人の話ききながら小さい部屋ずっと見てしまいました。特別なエピソードにはならなくても、こういう日常のなかに忘れられない思い出が語られるのかな、と思いました。(20代)

・ヒトは何のために会話をするのかなあ、とぼんやりと考えながら観させて頂きました。(10代)

・これまでで最も静かな時間が流れていた、と同時に、二人の間によこたわる、どうしようもない時間が、膨れ上がるような。パン生地の呼吸のような。微かな音がとてもおおきく感じ、何気ない仕草の一つひとうが意味深く感じられ、何よりも、言葉を発していない時間が雄弁に語っていたのが印象的でした。(20代)

・不思議な感覚でした。おもしろかったです。なんかこぞばゆくてときどきゾクゾクしました。色々考えて、色々思い出して、何かわかんないけど同じようなこと見たことあるような。抽象的でごめんなさい。おふたりとも可愛いかったです。あと砂の匂いがよかった。(20代)

・賃貸に10年住んでます。10年・・・とちょっと考えてしまいました。わからないけれどわかろうとするやさしさとか、居心地のわるさとかあー、こういうのある。。と共感しつつ。。ミニチュアがすてきと思いながらみてました。(40代)
・まだ消化しきれず、もやもやするのですが、2人の間にふりつもっていく通じ合えない時間とか、共有できない感覚とかが私の中にもふりつもっています。10-BOXで芝居を見るのは実は初めてうれしいです。(20代)

・なんとなくですが、私も会話に参加しているような気持ちになって観ていました。パンのくだり最高でした!しばらくちらついて離れなかったです。ツボです。今までの屋根裏ハイツさんの作品と比べるとだいぶ入りやすい雰囲気で楽しめました。たくさん共感することができた印象です。(20代)

・砂の演出がとてもきれいで印象的でした。それが何を指すのか私にはまだわからないけれど家に帰ってやる宿題みたいなものになりました。女性2人の会話、そうそうこんな感じ(内容、テンポ、空気など)って同性として楽しく見れました。リアリティここまで出せるのは素直にすごいと思いました。おつかれさまでした。明日以降もがんばってください。はさみこみありがとうございました。(20代)

・他人?は人、メディア、周りと風化して当事者?は周り、メディア、人(本人)と風化する感じ。前2つよりわかるし、おもしろく見れた。仕事おわりには眠いが。言い切れなさには種類があると思うが「伝わらない」ことがわかって「やめた」パターンと思った。(20代)

・久しぶりのような、これが最適の時間(期間)であるような友人と会う時、話したいことはいろいろあるはずなのに、考えや言葉が出てこない、まとまらないことがあります。大きな出来事がそれぞれの身の回りという世界で起きており、互いに理解しようとしてもできないこともあります。そもそも無理な話しなのかもしれませんが。空白のようなきょり間がどこかここちよかったように思います。(20代)

・時間と、ちょっと身に覚えのある気憶と、そうしたことを、そういうことに対してどう我が身を処していくのか、というお話だと思いました。「自分に関係ある話し」と私は感じましたが、さて。津波が引くと、細かい砂が残って舞い上がり、私はぜん息の発作が子供の頃以来久しぶりに起こって、病院に運ばれたのを思い出しました。さらさらと隠やかに月日が、流れてくれるといいのに。(30代)




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