2016年4月14日木曜日

3F『再開』稽古日誌 4/11

俳優のみでの稽古2日目。今日で、前回引き継いだ語りと合わせて、ほとんどすべての語りを全員が語れるようになるはずだ(!)

稽古で2人目から3人目へと語り継いでいて思うのは、1人目の種の語りは2人目・3人目の語りと比べるとかなり異質であるということだ。種の語りは、とても整理されていて、聞きやすかったり、自分で語っていてもスッと話せてしまうが、口伝で語り継がれた2人目3人目の語りはなんだか雑味がある。もちろんまだ語りの細部を思い出しながらというのもあるが、しかしそこでは、種の語りとは異なる解釈があったり、そもそもまったく違うこと言っていたりと、元のテキストからは想像もできないことが起きていて面白いのだ。
前回の稽古日誌で村岡さんも書いていたが、引き継ぐ、という行為自体が豊かになっているからかもしれない。

僕らは種の語りを知っているから、その違いを楽しめるけど、3人目の語りを初めて聞く人とかはどんな感想をもつのだろう。

稽古では、2人目が語る→3人目が語るというふうにしかやっていないが、2人目が語る、という補助輪を外して、いきなり3人目が語るとどうなるのだろうか。種→2人目の時もあったが、引き継いでからしばらくすると、語りは勝手に成長する。3人目の語りは、2人目の語りを聞いた直後の今でさえ、もうかなり元の語りとは別物なので、成長が楽しみである。

そういえば、死体の話、と呼んでいる一連の語りを引き継いでいるときに、面白いことがあった。死体の話は西和賀では1人目の種の語りを上演で使用したので、今回の稽古で1人目→2人目→3人目と引き継いでいたところ、ある語りを引き継ごうとしたときに、種の人が語りの正確な語順を思い出せなくなってしまった。そんなのテキストを見ればいい話だが、長くテキストを見るなと言われてきた僕らは、なんとなく、稽古や本番で聞いて覚えているその語りを、それっぽい感じで引き継いでいってしまった。もはや元の正確なテキストは存在せず、僕ら3人から生まれた語りである感じがしたのだ。
だけど、やっぱり次の稽古までに種の人は各自ちゃんとテキストを確認してこよう、という話になった。

引き継ぎのスピードがすごく早くなっていると思う。1人目→2人目は、一週間くらいかかった話もあったのに、同じ話が2人目→3人目だと、数回聞いて話しただけで、かなりできるようになっている。もちろん引き継ぐ人にもよるだろうが、何らかの蓄積が僕らの中にできている気がする…!

次の稽古はまた俳優だけで、残っている語り継ぎを終わらせる。その翌日からは、演出も加わった1週間の本稽古で、再来週には初日が開いている。もう、すぐだ。
予約絶賛受け付けております。

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屋根裏ハイツ
第3階演劇公演『再開』

【岩手県西和賀町銀河ホール「雪の演劇祭2016」参加作品】

[日程]
4/27(水) 18:00-
28(木) 14:00-★/18:00
29(金) 14:00-★/18:00
30(土) 14:00-★/18:00
5/1(日) 11:00-/14:00

※受付開始・開場は開演30分前
※★=アフタートークあり
28(木) 長崎由幹(一般社団法人NOOK)
29(金) 小堀陽平(西和賀町地域おこし協力隊)
30(土) 主宰+出演者トーク

[会場]
SARP 仙台アーティストランプレイス
スペースA
(〒980-0012 宮城県仙台市青葉区錦町1-12-7 門脇ビル1F)

[料金]
前売・当日ともに一般  1,500円
ユース(25歳以下)割引 1,200円(要予約)
高校生以下割引 500円(要予約)
リピーター割引 500円

[チケット取扱]
https://www.quartet-online.net/ticket/sankaisaikai/

[出演者]
村岡佳奈(屋根裏ハイツ)
加藤隆(短距離男道ミサイル)
松井歩

[スタッフ]
作・演出 中村大地(屋根裏ハイツ)
演出助手 塚本恵理子(屋根裏ハイツ)
制作 三澤一弥
制作協力 千田優太
宣伝美術・WEB制作 渡邉時生(屋根裏ハイツ)

[お問合せ]
MAIL :yaneura.heights@gmail.com
TEL:090-2976-4839(ミサワ)
HP:http://yaneuraheights.wix.com
Twitter :@Yaneura_Heights