3F『再開』稽古日誌4/19
本稽古二日目。
今日は3人目の語りの稽古をしました。
まず2人目の語りを聞いて、
それから3人目が演出に向かって語る。
2人目の語りを聞くのは、
それはつまり引継いでもらったのだが、
どうやらそれが作業になってきているようだった。
その問題はまず聞き手にあって、
「とりあえず充電しておくか」
的なテンションになっているようだった。
ように見えたようだった。
確かに2人目の語りを聞くとき、
重視していたのはニュアンスよりも
どういう言葉で、どういう仕草で、どうやって話しているか、
ということの方だった気がする。
その話自体を楽しんで聞くということは随分前から、
もしかすると西和賀にいたときから起こり始めていた。
でもそれは語り手の問題でもあって、
語り手も、話を伝えるというよりも、
テキストを教える、動きを見せる、
そういう見世物を見せていたように思う。
これはどちらが、ということではなく、
なんとなくその二人の間でそういうことが起こっていた。
実際語るときは、語っている人は、
きっと相手とのコミュニケーションの中からその出力方法は自ずと出てくるものだし、
出力方法が違っていても、その話が含んでいる(と感じた)ニュアンスは
きっと揺らぐことはない。
だからそういう見世物を見せるのであれば、
別にそれはもうする必要ない。
だったら動画撮ってそれ見てたらいいって話だ。
それでも実際語り聞かせてもらった方がいいというのは、
その声のトーンとか、動きだとか、そういうことではなくて、
その後ろにあるおおもとの根源に触れるためなんだろうなと思う。
伝えたいイメージ、ニュアンスがあって、
言葉・仕草という媒介があって、
聞き手に伝える。
思えば私たちは、ニュアンスやイメージを膨らましたり、
言葉や仕草を練習したりはしていたが、
聞き手に伝えるという部分がかなり無意識化されていた気がする。
そこが一番大事なのに、
そしてそれは不確定要素だというのに、
媒介の部分だけを一生懸命やっていた節があった。
言葉や仕草はあくまでそのニュアンスと聞き手の間にあるものなのだから、
聞き手が変わればそれはきっと変わってくるはずなのだった。
ということは、再三稽古で話されていたことだったと思うのだが…。
今日の引継ぎの稽古があまり良くなかったのも、
多分聞き手も語り手も、
その媒介の部分(しかもそれは固定されたもの)にしか注目していなかったのではないか。
今日の稽古はだからとにかく聞き手に伝えるということに終始していて、
聞き手を離さないためには押し引きが必要だったりだとか、
そんなことの前にまずニュアンスがないと、その語りには何も起こっていないから
聞き手はどんどん違う世界に勝手に行っちゃうだとか、
一人の聞き手にも伝えられない(関係できない)なら誰も分からないだとか、
そういう話が飛び交っていた。
ようやく語ると言うの違いがわかってきた。
残り5日。
29日昼回が残席少なくなってきました。
どうぞお誘い合わせてお越しくださいませ。
――――――――――
屋根裏ハイツ
第3階演劇公演『再開』
【岩手県西和賀町銀河ホール「雪の演劇祭2016」参加作品】
[日程]
4/27(水) 18:00-
28(木) 14:00-★/18:00
29(金) 14:00-★/18:00
30(土) 14:00-★/18:00
5/1(日) 11:00-/14:00
※受付開始・開場は開演30分前
※★=アフタートークあり
28(木) 長崎由幹(一般社団法人NOOK)
29(金) 小堀陽平(西和賀町地域おこし協力隊)
30(土) 主宰+出演者トーク
[会場]
SARP 仙台アーティストランプレイス
スペースA
(〒980-0012 宮城県仙台市青葉区錦町1-12-7 門脇ビル1F)
[料金]
前売・当日ともに一般 1,500円
ユース(25歳以下)割引 1,200円(要予約)
高校生以下割引 500円(要予約)
リピーター割引 500円
[チケット取扱]
https://www.quartet-online.net/ticket/sankaisaikai/
[出演者]
村岡佳奈(屋根裏ハイツ)
加藤隆(短距離男道ミサイル)
松井歩
[スタッフ]
作・演出 中村大地(屋根裏ハイツ)
演出助手 塚本恵理子(屋根裏ハイツ)
制作 三澤一弥
制作協力 千田優太
宣伝美術・WEB制作 渡邉時生(屋根裏ハイツ)
[お問合せ]
MAIL :yaneura.heights@gmail.com
TEL:090-2976-4839(ミサワ)
HP:http://yaneuraheights.wix.com
Twitter :@Yaneura_Heights
今日は3人目の語りの稽古をしました。
まず2人目の語りを聞いて、
それから3人目が演出に向かって語る。
2人目の語りを聞くのは、
それはつまり引継いでもらったのだが、
どうやらそれが作業になってきているようだった。
その問題はまず聞き手にあって、
「とりあえず充電しておくか」
的なテンションになっているようだった。
ように見えたようだった。
確かに2人目の語りを聞くとき、
重視していたのはニュアンスよりも
どういう言葉で、どういう仕草で、どうやって話しているか、
ということの方だった気がする。
その話自体を楽しんで聞くということは随分前から、
もしかすると西和賀にいたときから起こり始めていた。
でもそれは語り手の問題でもあって、
語り手も、話を伝えるというよりも、
テキストを教える、動きを見せる、
そういう見世物を見せていたように思う。
これはどちらが、ということではなく、
なんとなくその二人の間でそういうことが起こっていた。
実際語るときは、語っている人は、
きっと相手とのコミュニケーションの中からその出力方法は自ずと出てくるものだし、
出力方法が違っていても、その話が含んでいる(と感じた)ニュアンスは
きっと揺らぐことはない。
だからそういう見世物を見せるのであれば、
別にそれはもうする必要ない。
だったら動画撮ってそれ見てたらいいって話だ。
それでも実際語り聞かせてもらった方がいいというのは、
その声のトーンとか、動きだとか、そういうことではなくて、
その後ろにあるおおもとの根源に触れるためなんだろうなと思う。
伝えたいイメージ、ニュアンスがあって、
言葉・仕草という媒介があって、
聞き手に伝える。
思えば私たちは、ニュアンスやイメージを膨らましたり、
言葉や仕草を練習したりはしていたが、
聞き手に伝えるという部分がかなり無意識化されていた気がする。
そこが一番大事なのに、
そしてそれは不確定要素だというのに、
媒介の部分だけを一生懸命やっていた節があった。
言葉や仕草はあくまでそのニュアンスと聞き手の間にあるものなのだから、
聞き手が変わればそれはきっと変わってくるはずなのだった。
ということは、再三稽古で話されていたことだったと思うのだが…。
今日の引継ぎの稽古があまり良くなかったのも、
多分聞き手も語り手も、
その媒介の部分(しかもそれは固定されたもの)にしか注目していなかったのではないか。
今日の稽古はだからとにかく聞き手に伝えるということに終始していて、
聞き手を離さないためには押し引きが必要だったりだとか、
そんなことの前にまずニュアンスがないと、その語りには何も起こっていないから
聞き手はどんどん違う世界に勝手に行っちゃうだとか、
一人の聞き手にも伝えられない(関係できない)なら誰も分からないだとか、
そういう話が飛び交っていた。
ようやく語ると言うの違いがわかってきた。
残り5日。
29日昼回が残席少なくなってきました。
どうぞお誘い合わせてお越しくださいませ。
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屋根裏ハイツ
第3階演劇公演『再開』
【岩手県西和賀町銀河ホール「雪の演劇祭2016」参加作品】
[日程]
4/27(水) 18:00-
28(木) 14:00-★/18:00
29(金) 14:00-★/18:00
30(土) 14:00-★/18:00
5/1(日) 11:00-/14:00
※受付開始・開場は開演30分前
※★=アフタートークあり
28(木) 長崎由幹(一般社団法人NOOK)
29(金) 小堀陽平(西和賀町地域おこし協力隊)
30(土) 主宰+出演者トーク
[会場]
SARP 仙台アーティストランプレイス
スペースA
(〒980-0012 宮城県仙台市青葉区錦町1-12-7 門脇ビル1F)
[料金]
前売・当日ともに一般 1,500円
ユース(25歳以下)割引 1,200円(要予約)
高校生以下割引 500円(要予約)
リピーター割引 500円
[チケット取扱]
https://www.quartet-online.net/ticket/sankaisaikai/
[出演者]
村岡佳奈(屋根裏ハイツ)
加藤隆(短距離男道ミサイル)
松井歩
[スタッフ]
作・演出 中村大地(屋根裏ハイツ)
演出助手 塚本恵理子(屋根裏ハイツ)
制作 三澤一弥
制作協力 千田優太
宣伝美術・WEB制作 渡邉時生(屋根裏ハイツ)
[お問合せ]
MAIL :yaneura.heights@gmail.com
TEL:090-2976-4839(ミサワ)
HP:http://yaneuraheights.wix.com
Twitter :@Yaneura_Heights