3F『再開』西和賀滞在記録3/9

記録:塚本

今日は午前中に舞台を使えることになったので昨日の夜に続いて通しをすることに。
美術の配置を調整してみるが、いつも小さな小屋で上演する作品を作ることが多く、銀河ホールの奥行、横幅、天井までの高さ、を使いこなす感覚がまだまだわからない。

通し準備中


音響のオペは中村、照明は塚本の布陣で舞台での通しに臨む。
オペブースは高い場所にあるのでとても暑い。
運営の小堀さんにも通しを見てもらう。
ぼんやりふんわり全体を照らす明かりよりシャープな明かりで物や身体をよく見えるような明かりの方がいいんじゃないかみたいなアドバイスをもらった。
なるほどーと思ったのでなんかカッコいい明かりを目指すことにする。
そういえば照明講座の黒田さんもなんかカッコいいじゃーんで明かり作ると言っていた。


今回の発見の一つは、舞台上で過ごすとき、適度な自分勝手さがあると面白いのでは、ということ。
丁寧に、空間を把握して、おいしいところを狙って、自分勝手に。
口で言うのは簡単だけど、実行する役者さんは大変だ。

午後は語りの稽古。
対面で語りの種を聞いた後、客席に向かって話す。



夕飯は劇場近くのご飯屋さん、「もちや」へ。
美味しい美味しいカレーとスープをいただきました。
その帰りに中村と加藤はソフトクリームを買い食い。
激寒の外を凍えながらアイス食べながら帰ってきた。


完全に段取りは組まずにおいしいタイミングで各自アクションすることになっているが、どうしてもだんだん慣れてきて新鮮味が失われてくる問題についてどうしたら良いか思案する役者と演出。



各語りのシーンでそれぞれどんな行為をすることになっているのか改めて表に整理してみた。
回数を制限して一つの行為の重み増量計画。


さぁ明日一日稽古したら明後日は場当たり。
本番がもうすぐそこだ。
この人たち、もう一か月も朝から晩まで西和賀で稽古しているなんてなんだかすごい。
すごいけどあっという間だったようだ。

それでは今日もおしまいおしまい。

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