3F『再開』西和賀滞在記録 2/24

再び引き当てました。中村です。
今は男部屋のいびきがうるさいです。

それでは本日の稽古記録。
稽古記録を頑張りすぎた結果睡眠時間が削られるという良く分からない事態になっているので今日は簡素を目指します。

マッサージにあえぐ加藤(ほかになかった)


今日は機能できなかった振り返りを朝にして、それから語りの稽古。一日中鳳鳴館におりました。
基本的には演出と1対1で語りの種を膨らませていきます。ここ2日くらいは「伝承」することを頭に入れて考えております。

俳優に方法論を適用できるほど立派なものを持ち合わせているわけでもないし、今回は何せ出演者が少ないので一対一の対話を重ねられる時間がとても長いので、俳優とというか一人一人の身体と向き合っていきながら作っていく。

語りの種の語りにも、それを語るための身体の動きが意図的にあるいは勝手に随伴する。それの根拠というか「なぜそうなるのか?」というところを、俳優ごとに別々の(というか、俳優から出発したのをとりあつかう)アプローチで行っている。
そうしてできた身振りや口調の方が、引き継いだ時になんかいろいろ生まれて面白いだろうと思っているからだ。

午後からは松井君も合流して種を膨らませていく。
西和賀いない間に練習を重ねてきたのかどうなのかわからないけど、とても良くなっていて驚いた。

今日からは「継ぎ」のプロセスにはいる。
そもそも生活スタイルが大きく変わった現代人は意識的に引き継ごうとしないと語りを引き継げない。
また、たった1ヶ月では、おばあさんの昔語りのような継ぎ方はできない。
長い時間の積み重ねがなせる蓄積の方法であって、核家族化した私たちには難しいことだ。

だから、意識的に語りのうちの何を引き継ぐのか?ということに話はなってくる。
それを狙い定めて稽古する必要があるだろうなあ。



このブログの人気の投稿

5F『ここは出口ではない』お客様の感想

12月、声と風景にまつわる些末なあれこれ

上演台本:パラダイス